UP 2012.6.20 ISH
シニア自然大学校環境科6月度 野外活動
六甲山頂縦走とKOBEde清盛バスツアー
日時   平成24年6月15日(金)晴れ
集合   梅田駅前第4ビル前  午前8時30分
行先   六甲高山植物園見学〜摩耶山天上寺・掬星台展望台〜平清盛ドラマ館〜神戸震災メモリアルパーク
参加者  環境科 44名
  

■ 六甲高山植物園

(10:00〜12:15))
海抜865mで北海道南部と同じぐらいの気候をいかし、高山植物を中心に世界の寒冷地植物など1500種類が栽培されています。
まずショップの中にある映像館で季節ごとの花の移り変わりの説明を見せて頂き、ガイドさんの案内で園内に向かいました。
地形をいかしたロックガーデンは日頃見られない3000mの高地に咲くヒマラヤの青いケシ、エーデルワイス、うま面に似た高山植物の女王といわれるコマクサ、遊歩道周辺に咲く初夏を告げる淡い色のクリンソウ、コアジサイ、イブキジャコウソウ、オオバオオヤマレンゲなど珍しい花など私達の眼を楽しませてくれました。
昼食は、ちょっと座り心地の悪い丸太で、見上げれば大きなブナの葉っぱが覆いかぶさり、鮮やかな新緑の中で涼しい風と新鮮な空気をいっぱい吸いました。12時15分出発、もう少しゆっくりしたかったという気持ちで六甲高山植物園に別れを告げました。

ロックガーデンで高山植物の説明

 下界の平地では見られない珍しい花が咲いていました

オオバオオヤマレンゲ

エーデルワイス

ハマナス

カザグルマ

ヒマラヤの青いケシ

ニッコウキスゲ

源平ウツギ

クリンソウ

サンショウバラ


ブナ
六甲山のブナは130個体のみで次世代を担う稚樹や実生が僅かしかない
ことから近い将来絶滅する可能性が高いと言われています。地球温暖化に
よる冷涼な生育適地が減少しているためです。それでもブナが発する清々し
さに心と体が洗われるような気がしました。


急ぎ足で植物園を出発

バスの中が休憩の場


■ 摩耶山天上寺・掬性台


(12:45〜14:00)

                                                           

天上寺は日本で唯一摩耶夫人(釈迦の生母)をおまつりしています。
当山は646年にインドの僧の法道仙人が開かれた孝徳天皇の勅願寺で弘法大師を中興の祖とする古刹です。安産祈願のお寺として女人の信仰を集めています。
標高702mの摩耶山は、弘法大師が天上寺に摩耶夫人像を安置したことから名づけられたと伝えられています。
展望台は1000万ドルの夜景スポットとされ、神戸から阪神、大阪湾の大パノラマが眼下に見渡せます。食後の果物として展望台の横に熟れたサクラの実を見つけ、すこし頂きました。

摩耶山天上寺門前

 集合写真


掬星台から福原京を臨み何が見えたのか?良い顔です。

掬星台展望台
梅雨の真っ最中の晴れ間の中での天上からの
下界の眺望の素晴らしさに背筋が伸びました。

■ 平清盛ドラマ館

(14:50〜16:00)

(館内撮影禁止)


    「平 清盛」の力強い字はダウン症で書道家の金澤翔子さん作
大河ドラマ情報ゾーン
 平清盛の登場人物の相関関係を説明パネルがありました。この図を見てドラマを見るだけでは分りずらい筋書きが理解できるような気がしました。
幻の福原京ゾーン
 平清盛が計画した思われる福原京の規模、位置を想定し、模型、ジオラマ、CGで再現。
映像シアターゾーン
 大河ドラマ「平清盛」をテーマにしたオリジナル映像を100インチの大型スクリーンで上映されていた。
清盛青春ゾーン
 撮影で使用した衣装や小道具の展示。清盛を演じる松山ケンイチの等身大フィギュア―。一緒にツーショットで記念写真もとれます。
海の覇者ゾーン
 清盛のライフストーリーと、ゆかりの神戸紹介。日宋貿易が国際港神戸港へと発展し、大輪田の泊の人口島が現在のポートアイランドへと引き継がれ発展したようです。
 神戸は清盛が夢に見た新都創造の地だったのでしょう。

平清盛ドラマ館入口




握りこぶしにそれぞれの思いを込めました

■ 神戸港震災メモリアルパーク

(16:15〜16:45)

平成7年1月17日5時46分発生した阪神淡路大震災は、大きな被害をもたらしました。神戸港メリケン波止場の1部、約60mを被災したままの姿で残し、震災の教訓を後世に伝え、神戸港の被災の状況、復興計画、様子が写真や年表で展示され、地震災害の恐ろしさを再認識してきました。

神戸港メリケン波止場震災メモリアルパーク
■ まとめ
梅雨の真っ最中で,企画時に雨天でも実施できるようバスツアーとしました。幸い天気に恵まれましたが近場のバスツアーということで時間いっぱいの見学を計画し、最後は少し疲れました。余裕をもった計画をすべきと反省しました。それでも高速道路の渋滞も少なく、最終帰着地梅田桜橋には予定より早く17時30分に到着しました
文/稲村、写真/荘司、伊月、北仲、編集/石井
企画:石井

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