UP 2013.9.21 HRY
シニア自然大学校環境科2013年9月度 施設見学
三田歴史散策とキリンビアパーク神戸見学
■日時:平成25年9月13日(金) 9:30〜16:00
     天気 晴れ
■集合:9:30 JR三田駅前
■行先:午前:三田歴史散策
     午後:キリンビアパーク神戸見学
■参加者:環境科 37名(三田観光ガイド3名+1名)

―目的−

「現在の三田市(市街地を散策)の都市環境の中で、歴史を振り返ってみると様々な過去の環境下にあった町がよみがえってきます。また環境優良企業キリンビール神戸工場を訪ね、ビオトープやビール工場見学を通じて、新鋭工場の環境対策・エコ対策等を実感しました」
午前 三田歴史散策
 三田市は7世紀末に金心寺の門前町を形成、江戸時代には九鬼3万6千石の城下町として栄えました。
九鬼家代々の墓所、白洲次郎・正子の眠る心月院や日本人で初めてビールやマッチを作ったといわれる日本の化学の祖・川本幸民ゆかりの地を訪ねてみました。

<三田散策マップ>

ガイド:三田観光ガイド(山口さん・田中さん・藤原さんの3名+1名)科員を3班わけにて、夫々にガイドさん1名対応する


三田観光ガイドさんの案内で(三田駅前)
行程を追って
・1300年前からの丹波街道の一部を歩く。旧の建物には虫籠窓があり、隣家との境にはウダツがある(火事等の類焼を防ぐため)。

町並み風景
・車瀬橋:安藤広重の浮世絵に描かれているが、今はその面影はない。川原付近では、当時は蛍が乱舞していたであろう。武庫川には車瀬橋を含め、2`程の間に10本の橋が架かっているとのこと。

車瀬橋
・三田道路原票の確認:大正8年設置 高さ65センチ・幅および奥行25センチ
・妙三寺:三好達治の歌碑あり
・川本幸民出生地の碑
・三田カトリック教会(修道院跡)現在デイサービスセンターになっている
・侍屋敷町付近は道幅も広く、寺院が点在。
・元良勇次郎生誕地 ・英蘭塾跡(川本幸民により開塾・西洋理化学の当時の第一人者)
・白洲退蔵(九鬼家のブレーンで藩政改革を実行)出生地

妙三寺

三田城跡

三好達治記念碑
・心月院:九鬼家の菩提寺
住職による卓話と寺の歴史・現住職により寺の大改修
(資金は学習塾経営で優秀なる若者を育てている又習字学校も)本堂(住職案内)には多数の歴史的資料が残されている。
・境内(九鬼家の各代の墓標、白洲家墓地等一般の方のお参りがあり、観光地化している)

心月院山門

住職の講話と本堂案内

九鬼家代々の墓

白洲次郎と正子の墓

戒名の無き墓碑に梵字や木の実落つ        二三弥


心月院にて
・12:00〜13:00 三田ふるさと学習館・旧九鬼家住宅資料館(昼食)
・13:30 JR三田駅着

午後 キリンビアパーク神戸見学

・13:40 キリン送迎バス乗車(三田駅前:整列乗車)

三田駅前からキリンビール送迎バス乗車

キリンビール神戸工場到着
・14:10〜15:30 ビオトープ&ビール工場見学(ビール・ジュース試飲)
ビールの生産は350CC缶で2000本/1分間でライン担当人員は100名程である。市販されていない珈琲酒を試飲(美味であった)工場内は整然としており、効率よく生産がなされていた。

<環境ツアー>


ラガービール製造工程(缶詰機)

貯蔵タンクとビオトープ広場

ビオトープは工場排水を利用

カワバタモロコ(絶滅危惧種)が泳ぐ

コウホネ(スイレン科)

やんま飛ぶ池面に映る青き空     二三弥

<試飲コーナー>


試飲は20分間3杯まで

試飲風景

キリンビール神戸工場にて(背景仕込釜)

ビール酌む三田歴史に弾みけり      二三弥    

・16:00 三田駅解散
文/加藤、俳句/鈴木、写真/北仲・加藤・沖本、編集/平山
企画・世話役/平山・加藤

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