UP 2013.12.18 ISH
シニア自然大学環境科2013年12月度施設見学
パナソニック轄rホ工場見学・今城塚古墳見学
◇日時:2013.12.13(金) 9:45〜15:00
◇天気:晴れ時々曇り
◇集合:JR攝津富田駅 9時45分
◇行先:パナソニック潟宴Cティング事業グループ高槻工場、今城塚古墳
◇参加者:環境科 41名
午前:パナソニック(株)ライティング事業グループ 高槻工場見学

 
パナソニックの高槻工場の土井工場長、乾課長などから、事業内容の説明と工場見学を実施
・高槻工場は光源・デバイスビジネスユニットに所属し、光源(ランプ)のメイン・マザー工場として1954年から蛍光灯、白熱灯などを製造。
・光源・デバイスビジネスユニットは、現在は国内5拠点、海外6拠点で、4495名で、光源と関連デバイスを開発・製造・販売をしている。
・照明業界の歴史として、1810年ガス灯、1879年白熱灯、1938年蛍光灯、1996年白色LEDなどの開発で、60年周期で技術革新が進む。
・ライティング事業規模・・・夜がある限り照明は必要。
世界市場6兆円規模で、PHILIPS(蘭),OSRAM(独)、GE(米)などがコンぺティター、国内では東芝、日立、三菱、NECなどが活躍。

パナソニック轄rホ工場

工場構内

事業内容の説明

・上記概要説明の後、工場見学
 直管蛍光灯、丸管蛍光灯、白熱灯の製造工程を、現場の中、隅々まで見学。
 蛍光管内面へのパウダー塗布、電極加工(フィラメント)、蛍光管の封止、直管から丸管への曲げ加工等など、高熱でのガラ
 ス加工など詳しく見学。
 一般的な茄子型の白熱電球は、省エネ対応で、経済産業省の指導で、設備廃却を実施。




各種蛍光灯の説明



・日常的に使用しているランプが、このような大規模な設備で、高熱のガラス加工で製造されていることと、照明器具は常に電
 源が入っており、高度な品質管理が要求されることを知る。 
・土井工場長から、皆さんの問題意識が高く、幅広い角度からの質問が良い刺激となり、市場の声として、貴重な意見を頂いた
 との、お礼MAILが届いております。


見学終了後の質疑応答




午後:今城塚古代歴史館と今城塚古墳見学

 昼食後に外へ出ると朝からの小雨もあがり、古墳見学も予定通り実施できそうである。
市バスに乗り古代歴史館につき、各班ごとに分かれ4名のガイドさんの案内で見学をする。
 
今城塚古代歴史館の外観と玄関ホール
 今城塚古代歴史館は3年前に新設され、三島古墳群の概要や今城塚古墳の発掘調査で判明した実物の埴輪や出土品が展示されている。
発掘調査は現在も継続中であるが、日本最大の家形埴輪など多数の埴輪の展示が目を引く。これはすぐ近くに埴輪工場(新池埴輪製作遺跡)があった事によるものらしい。

古墳のレプリカ

出土品

出土品


 近くに宮内庁指定の継体天皇陵(太田茶臼山古墳:茨木市)があるが、埴輪などの年代測定結果から現在は今城塚古墳が真の継体天皇陵と考えられている。ただ、戦国時代には三好長慶らが城砦として使用したと言われ、調査では弾丸なども見つかっているそうである。


 日本で唯一見学可能な前方後円墳の天皇陵で、ガイドさんの案内で埴輪祭祀場や円墳の頂点などを見学した。中に入ってみるとまるで小山を散策するような気分であり、その大きさが実感できる。


文/清野、白川、写真/白川、石井
企画:清野、白川

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