2014.6.18 Kita
シニア自然大学校環境科2014年6月度 社会貢献
淀川清掃と松下幸之助歴史館 ビオトープの見学
■日時:2014.6.13(金)
■天気:晴 曇り一時小雨
■集合:京阪電車 西三荘駅9時50分
■行程:西三荘駅〜松下幸之助歴史館〜ビオトープ〜>淀川点野地区清掃  現地解散
■参加:35名
松下幸之助歴史館前にて

松下幸之助歴史館

西三荘駅より徒歩2分で経営の神様として世界が認める松下幸之助歴史館に到着。氏の大きな銅像が迎えてくれた。
 映像室にて江崎副館長の解説で「歴史館のダイジェスト」と「商いの心」のDVDを観賞したあと館内の展示を見て回った。
 この歴史館は松下幸之助氏の経営理念に出会える場として創業50周年の記念事業として1968年(S43)3月開館し社内外に解放された。外観は1933年(S8)当地に移転した時の本社社屋を復元したもので80年前の姿をとどめ、現在年間3万人が訪れている。
 氏の生涯、事業発展の歴史、電気製品の移り変わりが分かり易く展示されている。特に経営哲学が多い、綱領・信条・遵奉すべき七精神などを折々に定めてこられ商いの心を説いている。「企業は社会の公器」「事業を通じて社会に貢献する」を常として、1932年(S7)の第1回創業記念で「所主告辞」として読み上げられた社の使命は今も創業記念日に読み上げられている。家族親戚数人で始まった事業は今や海外を入れると38万人のグループ企業となった。
 モニター解説では英語、中国語もあって海外からの見学者も多いと思われた。
 11:00 館前にて集合写真を撮り、パナソニック労連横のビオトープに移動する。
 工場入口事務所では各自名前を申告して、事前に提出してPCに入力された名簿とチェックしてから来訪者カードを受け取るという厳しいチェック! 産業スパイが暗躍する業界ならではと思った。


松下幸之助歴史館前

松下幸之助の経歴

日本最初の白黒テレビ


ビオトープ

 ビオトープはすぐの所に有って、元事務局長の新保さんがハンドマイクを持って丁寧に説明して下さった。「ささやまの小さな自然」と命名されたビオトープで2002年2月松下グリーンボランティア倶楽部がシニア自然大学の指導協力によって造られたものでこの時環境科の村瀬さんも企画から参加して指導され現在も関わられて今回も種々お手配頂いた。
 丹波篠山の廃田の土を運んで広さ450u 小さな棚田2枚と40uほどの池がある。130種の山野草、40種の里山木、上下の水流環境も整備しているのでトンボやメダカも育っているし他の昆虫や野鳥も飛来する。当初池にたった1株植えたアサザが今は池一面に殖え可愛い黄色い花が沢山咲いていた。突然隅に隠れていた大きなカルガモがバタバタと飛び上がった、ここで子育てしたこともあるとか。田んぼでは毎年近隣の子供達によって田植え、稲刈りが行われている。

 

ビオトープの説明 

ビオトープ植田二枚の棚田かな


ビオトープ「ささやまの小さな自然in門真」にて
***** ビオトープの花と鳥 ****

淀川河川敷 点野地区清掃

 11:40 雲行きが怪しくなってきたが集合写真を撮り西三荘駅から寝屋川市駅に移動する
 駅近辺で各自昼食をとり12:48,12:55のバスで摂南大学前に移動して案内の竹下さんと落ち合う。雨がパラついたがすぐ止んだ、今日は黒い雲が忙しく動き回り白雲や青空もあってターナーが描く空のようだ。徒歩10分弱で点野堤防に着き、竹下さんお手配のゴミ袋と火バサミを受け取り各自準備して班毎の担当場所と注意点を聞く。
 竹下さんはH15年からこの河川敷を枚方大橋と鳥飼仁和寺大橋間の清掃を始められて満10年とのこと。河川敷は一見綺麗に見えるがゴミは相変わらず多いらしい。中にはバーベキューをしたあと全く片付けずそのまゝ残して帰る輩もいるらしい。
 毎年来ている冬と違って蘆も2m以上に伸びアカツメグサが一面絨毯のように咲いていた。ワンドは一部森のように鬱蒼としている所も有って直径40cm樹高15mもの柳も有る。
 13:45 ワンドに下りてアタック開始、皆さん慣れたものでもくもくと活動する。私達の行動に居づらくなったのか釣り人3人が荷物を纏めて帰って行った。14:25 雨が降ってきたので作業を終り、収拾品を前に集合写真を撮る。
 今年は例年より少なく昨年の3分の1くらいだが、強烈に悪臭を放つものが有って全員辟易した。解散して小雨の中急いで摂南大学前からバスで寝屋川市駅へ移動。皆様お疲れ様でした。

淀川清掃 作業前の説明

淀川清掃 ゴミの選別

草茂る点野ワンドのゴミ拾ひ


短い時間でしたがこれだけの収集物
企画:(1班)飛山、辻井
文 :辻井
写真:大野
俳句:秋山
編集:北仲