2014.07.22 Kita
シニア自然大学校環境科2014年7月施設見学
角丸四角形: 須 磨 海 浜 水 族 園 見 学





日 時  2014年7月18日(金)10時〜15時(晴れ)
集 合  JR須磨海浜公園駅 10時
参加者  34名

1.計画の概要
   午前は、須磨海浜水族園の学芸員さんより「魚と環境」の講義を聴き、環境問題を考える。
  午後は、各自自由に須磨水族園を見学し、水生生物の生きざまを学ぶ。

   *須磨海浜水族園
     須磨海浜水族園は、1957年5月10日に神戸市立須磨水族館として開園し、
     1987年にリニューアルし、同時に現在の名称となった。
     現在の施設は後に多く誕生する大型水族館の
先駆けとなり、手本にもなった


2.見学会の概要
 (1) 魚と環境の学習  今北学芸員
   ・日本には、約4200種の魚類が生存し、そのうち9割が海産魚
   ・暖流と寒流が交わる潮目のところが、漁場としては良い
   ・海の食物連鎖
     海の食物連鎖の最下段(土台)となっているのは、植物プランクトン
     食物連鎖を通して海の生き物の最上位は大型魚類。その上に人間がいる。
   ・環境汚染と食物連鎖

     人間の活動で廃棄される重金属等の物質のいくらかは、水・川を通して海へ流れて
     
くる。それらを魚類が食べる。魚類の体内に蓄積しやすい水銀等の毒物が、魚の体
     内に蓄積する。大型魚類は毒物が蓄積された小魚を食べ、より高い濃度の毒物を蓄
     積する。それを食べるのが人間で、最終的には人へもどってくる。
     地上で、環境汚染を防ぐことが、魚類を通じた人への悪影響を軽減する。

(2)水族館に関する主な質疑応答より
   ・大水槽の魚類は、生物連鎖はないか
     イワシ等の小魚を入れる前に、大型魚に餌をタップ与え満腹状態にし、食物連鎖を
     遅らせるようにしている。
     ・餌は冷凍物が多い
     冷凍物は、冷凍する際に冷凍殺菌した状況になっているメリットがある。
     但し、ビタミン分がなくなっているので、冷凍の餌にビタミン剤を加えて与える。

(3)水族館の見学
   ・イルカショー、さかなライブ(鉄砲魚、電気ウナギ、ピラニアの食事の様子)
    ラッコのお食事ライブの見物。
   ・その他、水族園の見学


           ● 魚と環境 学習風景

       ● イルカショー

 ● その他

須磨海浜水族園入口

             ペンギン

         ピラルク(アマゾン巨大魚)

          ペイユ(中国三名魚)

大水槽のエイ

         アモンツキテンジクサメ

アカクラゲ

熱帯魚

水族園前にて


企画:(2班)樋口
文 :樋口
写真:樋口、大野
編集:北仲