UP2014.9.5 kita

シニア自然大学校環境科2014年8月度

  河内長野市:滝畑ダム・天野山金剛寺見学

・日 時 :8月29日(金)9:00〜16:30

・参加者 :37名

・天 候 :晴れ・曇り・帰り際小雨、23℃〜28℃

・コース  梅田9;00出発〜ダム下10:30

     滝畑ダム分室:福永分室長から、ダムの概要を受ける

     昭和58年完成:洪水調整・かんがい放流・水道水・河川維持用水

     の目的で建設された。ダム建設で、水没で75戸が移転された。

     ボランティアの皆さんから、「磨崖仏(まがいぶつ)」の説明をうけた。

     磨崖仏のある山間の名称は観音峡と地元では呼ばれています。

         観音峡の 岩に仏や秋の澄む    二三弥

        磨崖仏 しきりに囃す秋の蝉    良徳

          

・ダム内見学:ダムの水圧説明・水漏れ説明(コンクリートから染み出る)

         

・コース ダム内から40m程急傾斜階段を堤まで上る。気温17℃

・ダム堤10:20〜約2キロ:湖畔を散策、自然観察

・昼食 12:00〜12:50  レストランで各人注文して

    34名が定食・丼・うどん等を予約して食したが、連絡ミスで

    順調にいかなかった。(反省)

・午後のコース  レストラン12:50〜ふるさと森センター13:10

 「滝畑ふるさと文化財の森センター」見学と説明

  水没75戸の民俗。美術工芸。民家建築の文化財を後世に残す目的で建設。

        葦の穂の なびく空あり岩湧山   


・天野山金剛寺へ移動 13:50〜14:10

 「金剛寺」

  由緒ある寺で、行基が開創・弘法大師修業・高野山より真如親王筆の弘法大師御影を

  御影堂に奉安し、女性が御縁をむすぶ霊場とされ女人高野とよばれた。

  金剛寺には北朝の塔頭と南朝の塔頭がそれぞれあり、北朝の塔頭の名称は観蔵院と呼

ばれ、南朝の塔頭は摩尼院と呼んでおり、摩尼院は重要文化財に指定されております。

・南北朝時代は後村上天皇が大政を6年間執られ「史上天野行宮天野殿」です。

 ・一方、北朝の光殿・光明・崇光・直仁親王(皇太子)も4年間「御在所」とされた。

  奇しくも南北両朝が同座された。

       秋澄むや御簾上げられし玉座かな   二三弥

        

 北朝御在所

 

        

   南朝御在所(入口)

・コース 帰路15:30〜16:30  梅田着

                   記録:鈴木・一ノ瀬