UP 2015.1.22 kita
舞洲地区廃棄物処理施設見学

主な目的

 ゴミ焼却施設及び粗大ゴミ処理設備、下水スラッジの溶融処理施設、PCB廃棄物処理施設の見学

行 程

 09:30 JR桜島駅集合⇒循環バス⇒(2班に分かれ班別行動)⇒
 10:00~11:30 環境局舞洲工場及びスラッジセンター⇒
 11:30~12:50 アミティ舞洲にて昼食⇒
 13:00~14:30 班交替で舞洲工場とスラッジセンター⇒
 15:00~16:50 PCB処理施設見学

内 容

◇舞洲にある大阪市の二つの施設は共にオーストリアの故フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏の奇抜な外観デザインによる。(自然との融和がテーマ)
◇これら施設は環境教育の場、市民の憩いの場としての情報公開、工場内見学スポットの整備、敷地内公園遊歩道の整備など種々工夫が凝らされている。
◇大阪市のゴミ焼却施設は市内ゴミ量減少に伴い、新鋭施設への集約化が進む。

ゴミ焼却工場

説明

一般廃棄物の搬入口

廃棄物の粉砕ハンマー展示

発電設備

工場の全体模型

◇市内に12カ所の下水処理場は地下管で繋がれ、下水処理後のスラッジはこの地下管を通り2カ所に集中して溶融処理される。12カ所中8カ所のスラッジは舞洲スラッジセンタにーで集中処理される。他4カ所のスラッジは、平野下水処理場で集中処理される。(全体配管は非常時の相互融通性確保の為)

舞洲スラッジセンター

OHPで説明

下水処理、油の塊も

溶融炉前にて

溶融炉模型

廊下から計器室見学

◇PCB廃棄物処理場は国が100%出資する国策会社「中間貯蔵・環境安全事業株式会社」の処理場で、全国に5カ所ある地域別処理場の一つ。
国が定めた「PCB廃棄物処理基本計画」に基づき、高圧トランス・コンデンサなどを処理対象とし、安定器等や汚染物も、小型器の一部に限って処理対象とする。
PCBの洗浄・分離は溶剤洗浄法、真空加熱分離法、PCB分解は触媒利用脱塩素化分解法での処理をしている。
このようなPCB無害化処理はPCB保管者の責任で持ち込まれた上行われる。

大阪PCB廃棄物処理施設

処理施設での事前説明

 真空加熱分解装置 

真空加熱分解装置説明パネル

トランスの処理前後の展示

パネルでの説明

集合写真


第一グループ

第二グループ

     

まとめ・感想

 非常に高度な技術や先端設備を駆使して、廃棄物が処理されていることを見学した。我々消費者段階では、下水に流す、ゴミ収集に出す、また高度な化学的知識を必要とする廃棄物については意味不明な略号化やマスコミ報道の鎮静化をもって意識の外に追いやられがちであることを、各所の説明を聞きながら痛感・自省する。循環型社会と言えば原子力発電所廃棄物のことを直ぐに連想するが、我々個々の生活の中でも循環型社会を実現するための努力が必要とされていることを知り、それらに対して不断の関心を寄せることが肝要だと強く感じた。