UP 2015.3.15 kita
神戸税関・森永乳業神戸工場見学

行 程

 9時30分JR三宮駅 集合
 午前中 税関業務の説明&庁舎内を見学
 午 後 西灘へ移動し、森永乳業神戸工場を見学


先ずは神戸花時計前にて

神戸税関

 全国8つの税関のうち、神戸税関は兵庫県・中国4県・四国4県の28の貿易港、7000㎞の海岸を守っている。
神戸税関の庁舎は、昭和2年竣工の建物の大部分を保存し活用されている。大きな船の舳先のような独特の形をしている。
 まず、ビデオで税関の仕事を一通り学んだあと、広報担当 曽根さんに話を伺う。
税関の「税」は国内産業の保護。「関」は関所…危ないものが入ってこないようにという意味。
通関手続きの迅速化(NACCS)、港の24時間Openにも対応している。
輸出入申告データをもとに、貿易統計を作成し、公開もしている。この統計は日本の経済指標の中でも重要な統計のひとつ。
 麻薬探知犬が空港だけでなく、税関でも活躍している。探知犬が反応した荷物の麻薬を偽物にすり替え、荷物を引き取りに来た密輸犯を逮捕した話は痛快だった。
展示室では、密輸品の数々を見学。北朝鮮からのシジミ572袋の中に、合計100キロの覚せい剤が入っていたという麻の袋も展示されていた。末端価格で60億円になるそう。
消費税8%になり、密輸も増加、10%になるとさらに増えることが懸念される。
偽ブランド品も多数押収されていた。気を付けましょう。

神戸税関の中庭

ビデオでの説明

展示室の見学

全国港別貿易額表でも神戸は上位

緑化された屋上

神戸市役所24階の展望食堂


森永乳業神戸工場

 午後は阪神西灘駅に12時15分に集合して、森永乳業神戸工場へ向かう。 2006年に新設された広々した工場で、玄関前の芝生には乳牛の親子が遊んでいる。

見学前に工場前の芝生で記念写真


 コーヒーかす利用のバイオマス発電、小水力、ハイブリット小型風力発電を備えた工場は、 トイレの水も処理水を利用しているので、薄い黄色い水が流れる。これらの結果、CO2の削減は、1900㌧になるらしい。
 製造現場に入室するとき通るエアーシャワーも体験。予想を超える強い風圧に驚いた。
流動食とヨーグルトのパッキング行程を見学したけれど、広い工場内に人影はほとんど見られなかった。
見学後、牛乳と酢で作るチーズ(カテッジチーズ)作りを体験した。

説明を聞く

森永製品の展示

エアーシャワー

チーズ作り体験

この通りおいしくいただきました

公園の満開の桜はカワズザクラ?