UP 2015.6.14HRY
川西市久代小学校4年生 里山学習支援
黒川キャンプ場水辺の生き物探し
■日時:2015・6・11(木) 天気 曇り
     スタッフ10:30〜14:00
     児童  11:30〜14:00
■集合:9:30能勢妙見口(バス9:47発)
■活動場所:知明湖黒川キャンプ場
■テーマ:里山学習支援「黒川キャンプ場水辺の生き物探し」
■対象:川西市久代小学校4年生64名(1組33名、2組31名) 先生4名
■スタッフ:17名(シニア環境科5名、そら組6名、西淀6名)
       総括:鳥井浩正、生物指導:1組 木下元子、2組 岡田弘、記録:平山/林、監視:加藤
水辺の生きものを調べることによって、その水辺の環境を知ろう。森林や公園と違ってどんな生き物が棲んでいるでしょうか。里山体験学習は猪名川上流域「知明湖キャンプ場の小川」での生き物調査です。小川に入り、水辺に棲む生き物を捕獲して、観察をし、記録しました。きれいな水に生きる生物がたくさんとれ、児童にとっては、とても意義深い水辺の環境学習だったことと思います。
                           スケジュール、コースと学習ポイント

10:30:スタッフ ミーティングおよび現場の再確認→ 昼食
11:30:児童 キャンプ場に到着後、昼食
12:10:集合 班別整列(1〜6班) 先生/鳥井 → 学習の目的、注意事項 、集合写真撮影
12:30:班ごとに出発 川に入り水生生物捕獲作業(捕獲場所:1 組・2 組毎に担当場所へ) 20分場所交代
13:10:捕獲した水生生物の同定作業(1〜3班、4〜6班単位で実施)(資料:猪名川水質調査ハンドブック)
13:40:まとめ、終了挨拶 先生/鳥井
13:45:生き物を元の場所に返す、後片付け、解散
14:00:バス見送り
1.準備
 午後から雨の予報に空模様を気にしての学習となりました。10:30スタッフミーティングでは、時間を短縮して早めに切り上げることを申し合わせました。スケジュールや実施要領、役割分担などを打ち合わせた後、川に入り、捕獲エリアや危険個所を確認し、実際に網を使って水中の生き物を探してみました。下見ではほとんど生物がいなかったのですが、少しは戻ってきたようです。早めの昼食を摂って児童を待ちます。

スタッフ一同
2.はじめの挨拶
 バス2台で児童たちがやってきました。キャンプ場で昼食後キャンプファイア広場に各組班ごとに整列集合。鳥井代表や岡田さんから学習の目的や注意事項、魚の獲り方のお話がありました。魚ばかりでなく、石の下、草むら等に棲む昆虫を探してみよう。きれいな水辺にはどんな生き物がいるかな。一人1種類は必ずつかまえよう!

一人1種類は必ずつかまえよう!
3.生き物探し
 児童たちは網とペットボトル容器を持って指導担当者と共に次々に小川へ入り各組指定の場所へ移動します。児童たちは嬉々として、網をふるいますが、流れの速い場所には魚はいません。岸辺や、水草の下、石の影や裏に棲んでいることがだんだんわかってきました。あちこちで歓声が上がります。カニだ!魚だ!20分で捕獲場所を交代します。

恐る恐る水辺に入る

Aコース(上流側)

Bコース(下流側)

石の下を探す

草むらの下を探す

これは何かな
4.生き物調べ
 捕獲作業後、組や班ごとに集まりハンドブックをもとにつかまえた生き物を同定しました。どんな生き物がいたかなあ。各班を覗いてみました。
「エルモンヒラタカゲロウ、ウルマーシマトビケラ、オオシマトビケラ、シロタニガワカゲロウ、コバントビケラ、ニンギョウトビケラ、コガタシマトビケラ、ヨコエビ、ハグロトンボ、サワガニ、ウズムシ、シマアメンボ、ドンコ、カワヨシノボリ、ドジョウ、カワムツ、チラカゲロウ、ヒル、カワニナ、オジロサナエ・・・」です。

同定作業(1,2,3班)

捕獲した生き物を集める

同定作業(4,5,6班)

撮影した生き物

下見時に確認できた生き物(こちら)

5.終わりの挨拶
 活動が終わるまでお天気が待ってくれたようです。雨がぽつりぽつりと降り始めました。はじめの約束通り全員一匹はつかまえたようです。児童たちから感謝の言葉があり、本日の里山学習を終えました。次は猪名川中流域のドラゴンランドで水辺の生き物探しだそうです。また違った生き物に出会えることでしょう。この学習が「自然に関心を持ち、自然を愛し、自然を大切にする」心につながることを願います。捕獲した生き物を川に返してあげました。

全員集合
資料/村瀬、文・写真・編集/平山、 
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