UP 2015.7.14 kita

1.兵庫県立歴史博物館


 午前10時、博物館に到着したあと、3班に別れて、それぞれボランティアガイドさんに説明いただいた。長い歳月の中で天守が現存している城は全国で12。そのうち国宝は、姫路城を含め、5つ。その中でも、5重の天守と3つの小天守を渡櫓で結ぶ連立式天守の巨大な城、姫路城。それを中心に、姫路の街並みや祭りなどについて展示物を見ながら説明を受けた。
    

姫路城模型(15分の1)前で説明を受ける


   

天守が現存している12の城の模型
(50分の1)で姫路城の大きさを実感



(歴史博物館HPより)


昭和55年に丹下健三氏の設計によりつくられた歴史博物館。建てられて35年あまり経っているとは思えない美しい博物館だった。




2.住友大阪セメント赤穂工場


 近畿地方唯一のセメント工場であり、種々の廃棄物・副産物を原料・燃料として受け入れ、廃棄物処理・リサイクル施設としての側面も併せ持つ住友大阪セメント赤穂工場と、廃棄物最終処分場逼迫化にともない、ごみ焼却灰をセメント原料化するために同工場に隣接して建設された焼却灰再資源化センターを見学した。

2-1 赤穂工場

 生産能力:420万トン/年
 敷地面積:62万m2(塩田跡地)
 主原料(石灰石)地:秋芳鉱山(山口県)、専用船で搬入
 主燃料(石炭)地:ロシア
 製品:各種ポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント
 使用廃棄物・副産物:高炉スラグ、石炭灰、下水汚泥、副産石膏、廃プラ、木屑、ごみ焼却灰等
           を製品1トンに対して0.5トン弱使用
 主要設備:
  石灰石貯蔵庫   3万トン/基×3基
  プレヒータ    20m(W)×17.2m(L)×81m(H)、24m(W)×17m(L)×68.5m(H)
  ロータリーキルン 4.7mφ×82mL、5.6mφ×94mL
  粉砕機      セメントミル 2,850kW×4、6,500kW×2、スラグミル 2,200kW×1
  自家発電設備   微粉炭専焼方式 102,500kW(工場内消費1/2、売電1/2)
   (この設備からの石炭灰、この設備の排煙脱硫装置で生じる石膏もセメント原料化)


住友大阪セメント株式会社赤穂工場


住友大阪セメント概要説明

   

石灰石運搬船ながと丸


自家用火力発電設備

   

キルン・プレヒータ


2-2 焼却灰再資源化センター((公財)ひょうご環境創造協会赤穂事業所)


 竣工:平成22年8月
 処理能力:焼却灰  84t/日(年間処理可能量:26,000t/年)
      ばいじん 60t/日(年間処理可能量:10,000t/年)


公益財団法人 ひょうご環境創造協会HPより


焼却灰再資源化センター

   

焼却灰リサイクル事業の説明


焼却灰から鉄くず等異物を分離

   

酸洗浄廃液槽