UP 2015.10.09 kita
三井化学大阪工場と堺史跡散策

< 行 程 >

 9:50南海本線羽衣駅集合-三井化学のバス-10:10三井化学(株)研修センター工場紹介DVD視聴、工場概要説明-10:50環境・安全対策の取組みについて説明-11:20工場見学(バスで巡回)-11:50質疑応答-12:10昼食-12:40工場出発-13:07羽衣駅-13:15堺駅-13:30(3班に分かれて堺観光ボランテイア説明)さかい利晶の杜、千利休屋敷跡、住吉大社頓宮、開口神社、与謝野晶子生家跡-15:30解散

< 概 要 >

 天気予報で台風21号崩れの低気圧が異常に発達し、爆弾低気圧となり日本海を北上して、暴風雨警報が出されるなど天気が心配されたが、無事通過し良い天気で日程が終了しました。

1.三井化学(株)大阪工場


 立地:堺泉北臨海工場地帯は浜寺公園のすぐ運河を挟んで、住宅地域と接近している埋め立て地にあります。三井化学は臨界工場地帯の中枢で、1964年(昭和39年)に稼働し、石油コンビナートを形成し、原材料の工場間のやり取りをパイプラインで実施しています。広さは約155万㎡(甲子園球場の約40個分)の敷地を有しています。プラント数は31を有し、原料はナフサやLPG・LNGを使用しプロピレン製品、EO誘導体やアンモニア系製品を中心とする基礎化学製品の基幹工場です。大型ポリプロピレンプラント(30万トン級)があり、最終製品としてはDVDドライブのピックアップレンズ、スマートフォンカメラレンズや洗剤、自動車のバンバー、半導体・液晶などの原料を製造し、出荷しています。海上や陸上(トラック・ローリー等)で出荷をしています。
 省エネルギーの取り組み、世界で初めての大規模なLNGの冷熱利用を利用した省エネプロセスを導入しています。環境保全対策の取り組みとして水質管理、排ガス対策も実施し、自動分析機器で測定し大阪府に定期的に報告しているそうです。
泉北臨海企業連絡会、泉北ベイエリア新産業創生協議会などで、企業・大学・自治体との連携を図っているそうです。
地域とのふれあい活動として、広報誌「たかしのはま」を発行し、少年少女スポーツ大会を開催したりしています。
化学プラント工場はパイプラインが目につき中身が見えない所が見学したという気分にならず、製造プラントの違いも分かり難いのが難点です。

   ~三井化学(株)大阪工場 ホームページより~
プラント全景
尿素「造粒塔」

約40メートルの高さから140度の尿素をシャワーのように降らせ、冷却させながら粒状にします。
ポリプロピレンプラント

世界最大級の「ポリプロピレン」プラントです。

   ~ビデオによる説明~

概要説明

大阪工場の概要

大阪工場の主要製品

環境保全の取り組み(環境負荷削減)

環境保全の取組み(大気保全)

地域連携

           集合写真


2.堺歴史探訪

以下の歴史遺跡を回りました。
1)さかい利晶の杜
 堺市が堺古市古墳群の世界遺産を目指している活動の一環として、堺の歴史的人物である、千利休、与謝野晶子を通して堺を体験できる新しいミュウジアムを今年3月にオープンした新しい施設です。
1階ホールが待ち合わせを兼ねたゆったりした空間を利用し、床には堺の幕末から明治時代の街並みが陶器のフロアーマップで表示されています。展示スペースの調所にタッチパネルで説明が表示されています。ゆっくり見たかったのですが時間の制限があり、ほとんど触れませんでした。観光ボランテイアの人もゆっくり来て楽しんで下さいと言っていました。
1階が千利休の展示で、2階が与謝野晶子の展示です。同施設に有料ですが茶の湯体験施設もありました。

2)千利休屋敷跡
3)住吉神社頓宮
4)与謝野晶子生家跡


さかい利晶の杜

千利休屋敷跡の石碑

千利休屋敷跡の井戸

住吉大社頓宮の「白夜の兎」群像

開口神社

与謝野晶子生家跡

< 感 想 >

 天気に恵まれ良い活動が出来ました。