UP 2015.12.4 kita
洛南浄化センターと松花堂庭園

★ 洛南浄化センター

 駅より25分ほど歩き、洛南浄化センターに到着入口を入るとセンターの職員の方々が出迎えて下さり、2階の講堂のような講義室案内されました。その前に座り、松崎所長より30分ほど洛南浄化センターの説明や京都府の浄化センターの説明がありました。京都府には5つの浄化センターがあり洛南浄化センターは2番目に大きいとのことです。(処理場面積が約20ヘクタール、この処理場は6市2町を、遠くは26キロさきから)
 宇治・綴喜・向島幹線を通ってやってきた汚水は除じん設備でゴミや棒きれ等取り除き、沈砂地で土砂類を取り除き、ポンプでくみあげ,沈殿池に送ります。次に生物反応槽で微生物の働きにより微小なゴミや水中に溶けているものを除去します。次に高度処理(窒素、リンを除く)を行い、最終沈殿池に送られ、最後に大腸菌等を滅菌するため塩素注入を行い、宇治川に放流されます。

洛南浄化センターへ向かって橋を渡る

洛南浄化センターの概要説明

集中管理室

下水道管

説明を聞く

特別な形の汚泥消化タンク

洛南浄化センターにて

<浄化センターを見学して感心したこと>
① 汚水浄化のため、何種類もの微生物が大きな役割を果たしているとは驚きでした。
② 汚泥脱水気にかけられた汚泥は水分が取り除かれ固形脱水ケーキ(酒粕状)にして場外に搬出され、ほとんどセメント原料として有効利用されているということ。
③ 汚泥濃縮槽で濃縮された汚泥は1次消化槽で暖められ発酵して消化ガスが発生しする。消化槽で発生したガスは硫化水素(有毒ガス)をとりのぞき、ガスタンクに貯留される。このガスを利用して発電を行い、センターで必要となる電気として利用される。(施設の電気の30%を発電)

 ☆12:40頃→13:00 飛行神社に移動

★ 飛行神社13:10~13:35

空の安全を願って・・・
 飛行神社とは飛行原理を発見した二宮忠八翁が、飛行機事故殉難者の御霊をと創設した神社です。二宮忠八は、1891年(明治24年)に発明したカラス型飛行機の模型、ゴム動力だが自力で滑走し30~50メートルも飛んだという、ライト兄弟が世界で初めて飛行に成功する実に12年半も前の事である。陸軍の協力があって、エンジンが手に入ればライト兄弟より先に、初飛行が出来た?

飛行神社

神社のパンフと御守り札

人口衛星の展示もあり

 ☆バスで移動

★ 松花堂庭園 14:10~15:15

 松花堂は、江戸時代初期の僧侶(石清水八幡宮の社僧)で文化人であった松花堂昭乗が その晩年の寛永14年(1637年)に構えた草庵の名称である。明治初年の神仏分離で宿坊はすべて撤去され、松花堂も旧所在地の南方に移築。 現在は「松花堂庭園・美術館」という文化施設になっている「松花堂及び書院庭園」の名称で国の名勝に指定されている。
 松花堂昭乗は近藤応山公・本危阿弥光悦とともに寛永の三筆と評された書の名人書画・ 茶道・作庭などに通じた文化人でもあった。また、石川丈山・林羅山・小堀遠州・木下長嘯子らと交友があった。
 庭園は約22000平方メートルと広く内園と外園にわかれていて内園は昭乗が晩年たてた草庵「松花堂(茶室)」や書院などの建物を苔庭や枯山水の築山で囲い庭石・灯篭と露地庭園として 外園は小堀遠州が建て茶室を再現した茶室など茶の庭園としても有名で珍しい竹40種、茶花として珍重される椿200種を植栽している。また、苔・松・ツツジと緑の多いい公園だが 秋にはモミジの赤が加わりより美しい園内でのボランティアさんの説明には感心するばかりです。竹40種の内エジソンが使った電球のフィラメントは真竹で10年間送ったそうです 珍しいのでは、千両・万両・一両(アリドウシ)赤と白の実がなる等があり。3名のガイドより1時間の散策で、天候にも恵まれ秋を満喫した一日でした。

松花堂庭園入口

ガイドさんの詳しい説明に聞き入る

アリドウシ

珍しいキンメイモウソウ

庭園茶室 梅隠(宗旦好)

庭園茶室 松隠(閑雲軒)

草庵茶室 松花堂

庭園で秋を感じる

ツバキ

松花堂庭園にて

 ☆京阪バスにて~樟葉駅で解散 15:40