UP 2017.1.26 kita
大阪府立環境農林水産総合研究所水産技術センター、 

泉佐野漁協、貝塚市立自然遊学館の見学(バス利用)

地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所水産技術センター 10時~12時00分

当センターには、大阪湾の環境の保全・改善について調査研究を担当する「水産研究部 海域環境グループ」と水産資源の管理・増殖技術を担当する「水産研究部 水産支援グループ」が置かれています。そして“海を見守る”“海辺を再生する”“魚を調べる”“魚を増やす”のテーマを掲げ大きな仕事をされています。また栽培漁業センターと協力して種苗生産や放流技術の開発など大阪湾のさまざまな課題に取り組まれ、大阪湾に関する情報発信もされています。(ホームページより)

水産技術センター
     

バスの到着を迎えていただく

中嶋昌紀様(海域環境グループリーダー)講話 水産技術センターの取り組みについて

魚庭(なにわ)の海と呼ばれている大阪湾の環境を守るため当センターでは、大阪湾20ヶ所の観測地点で継続して海洋観測を行っている。その情報や成果を府民へ発信し、環境教育にも力を入れ干潟や浅場の再生を目指している。

日下部敬之様(水産研究部長)講話 大阪湾の魚と漁業の実態について

大阪湾の魚の種類は、400種以上と大変多い。より漁獲量、漁獲金額を増やすために栽培漁業をはじめさまざまな取り組みをしている。魚の獲り方なども漁業者のみなさんに提案している。今力を入れているのは、高く値が付くクロダイ、キジハタ、クルマエビなどの高級魚。

和田太一様(センター職員)施設の見学

クロダイ、キジハタの成魚が、大きな水槽に泳いでいたが、稚魚の水槽は、ほとんど空。餌のプランクトンを作る準備が始まったばかり。水槽の水は、すぐ傍の海水。施設は、清潔だった。ここの見学は、春から夏が、ベストシーズン。

センター内で講話

大阪湾での四季それぞれの魚種

海洋調査船おおさか

大阪湾の魚と漁業の実態の説明

魚の飼育についての説明

高級魚キジハタ(あこう)


泉佐野漁協(青空市場)見学

ここには、水揚げされたばかりの新鮮な魚介が販売されている。セリは、諸般の事情で見学出来なかったが、タチウオの水揚げをみることができ、ショッピングも楽しんだ。

泉佐野漁港を見学

泉佐野漁港青空市場

市場に並んだ新鮮な魚介類

貝塚市立自然遊学館見学

貝塚市で発見されたアンモナイトの化石をもとにデザインされた建物。都市公園「市民の森」にある博物館。マンボウの骨格標本、アンモナイトの化石、大阪湾に棲む魚の飼育展示などいろいろ。

高橋館長様の講話

ここには、和泉葛城山から二色浜までの貝塚市の自然や動植物を展示。はく製は、すべて貝塚市で捕獲されたもの。また貝塚市の生き物や自然と触れ合い、環境問題を視野に入れて学習する施設でもある。同館が中心となって市民やボランティアと共に行うスナメリが棲みやすい海にするための学習会や自然調査活動も活発である。

二色浜

冬鳥の代表は、ホシハジロ、ヒドリガモ、オナガモ、スズガモ。サクラ貝も運が良ければ拾える。

貝塚市立自然遊学館

自然学遊館での説明

二色の浜に打上げられたスナメリ

感想

心配された天気も思いの外暖かく、行程も皆様の御協力のお陰でスムーズに進み、16時20分頃予定時刻より早く帰途に着く事が出来ました。お話頂いた皆様の熱い思いや努力も知る事が出来充実した一日でした。
皆様、有難うございました。美味しくお魚食べられましたか?