UP 2017.11.22 kita
平成29年度環境科一泊研修旅行(笠岡市・大三島・因島)

 行程
  平成29年11月16日(晴)
   8時            大阪梅田出発
   11時45分~13時15分 笠岡市立カブトガニ博物館(見学・昼食)
   15時40分~16時15分 大山祇神社(大三島)
   17時           ホテルいんのしま到着
  平成29年11月17日(晴)
   9時30分         ホテルいんのしま出発
   9時40分~12時30分  内海造船(株)因島工場 見学 及び
   12時50分~13時40分 因島昼食(ナティーク城山)、因島水軍城見学
   18時35分        梅田到着


概要

今回の因島研修旅行は、風光明媚な瀬戸内海(備讃瀬戸)の工場・施設を見学した。 内海造船因島工場での船舶の建造現場の見学をメインに、笠岡市立カブトガニ博物館でカブトガニの生態等の学習、大三島の大山祇神社で国宝や重要文化財の甲冑・太刀等の見学、因島水軍城で村上水軍の活躍を示す資料を見学した。

笠岡市立カブトガニ博物館

・笠岡湾一帯は、古くからカブトガニの生息地として知られていたが、平成41年から大規模な干拓事業が始まった結果、カブトガニの生息繁殖が減少するおそれがあった。
干拓事業が終わった翌年(平成2年)に、カブトガニの繁殖、展示、広報を目的として笠岡市立カブトガニ博物館がオープンした。
・カブトガニは、2億年も前からほとんど姿を変えていない「生きている化石」の代表で、クモやサソリと共通の祖先をもつ、節足動物節口網剣尾目カブトガニ科に属する。
・カブトガニ博物館で、学芸員からカブトガニの生態について説明を受けた。
  雄、雌の見分け方 *雄では側方寄りに大きなくぼみがある。
  目は5個あり、その中で2個でものを見ている。他の3個は光のセンサー。
  エラは約1200枚で、食べ物は雑食でゴカイが好物 等。
・博物館では、生きたカブトガニをみることがでた。また、生まれてすぐのかわいいカブトガニも見ることができた。


カブトガニの模型での説明
      
カブトガニ

カブトガニ飼育池
      
博物館併設の恐竜公園

カブトガニ博物館前での記念撮影

大三島大山祇神社

・大三島大山祇園神社は、大三島にある伊予一宮で全国大山祇神社の総本山。境内には樹齢約2,600年の神木である大楠が鎮座している。
・国宝館には、国宝や重要文化財の鎧、兜、太刀が展示されており、源義経奉納の鎧、弁慶奉納の薙刀、護良親王奉納の太刀 等を見ることができた。

大山祇神社
      
大山祇神社の大楠(天然記念物)

大山祇神社入り口での記念撮影

<2日目>


ホテル前での朝の体操
      
朝の散策(因島公園TV塔まで)

ホテルからの風景(鶴島・亀島・生口島)
      
しまなみ海道(生口橋)

内海造船因島工場

・内海造船は、昭和47年に瀬戸田造船(株)と田能造船(株)が合併して現在の会社となり、船舶の新造船、修船を行っている。
・工場は、日立造船因島工場時代の船殻工場(内業・溶接・組立工場)と二つの船台、係船岸壁を利用しており、隣にJMUの二つのドックがある。
・内海造船因島工場では、見学に先立ち:
 船舶の建造工程、環境対策、造船業界の現状、船舶の省エネ等の説明を受けた後3,000台積自動車運搬船の建造現場を見学した。

造船に関する説明
      
工場見学(船台の船尾部)

建造中の自動車運搬船(船尾部)
      
自動車運搬船(船首部)

内海造船因島工場見学記念写真

因島水軍城

・因島水軍城は、因島村上氏(村上海賊)が残した武具や遺品、古文書など歴史資料を展示している資料館。
・因島水軍城では、村上海賊の船の模型(大阿武船、関船、小早)、海戦時に使用した「やがらもがら」、等が展示されていた。

因島水軍城

資料館

兜をかぶって記念撮影