UP 2019.2.7 Utm
奈良興福寺中金堂拝観と東大寺周辺散策

行程
 興福寺(境内散策/北円堂・三重塔・鐘楼・南円堂・五重塔・東金堂)中金堂拝観
 午後から東大寺(南大門・大仏殿・鐘楼・四月堂・二月堂・法華堂(三月堂))―
 手向山八幡宮―若草山すその―近鉄奈良駅解散
 特別行程 奈良県立美術館「肉筆浮世絵」鑑賞

天気が良かったが朝は非常に寒かった。前日は南岸低気圧で夜はしっかり雨が降っていた。

中金堂
お目当ての興福寺中金堂は藤原不平等が興福寺の最初の堂宇として、和銅3年(710)の平城遷都と同時に創設した。長い寺史のなかで6回の焼失・再建を繰り返し,享保2年(1717)に焼失した後は財政的な問題で「仮堂」を再建されたが、老朽化が進んだため、平成12年(2000)に解体、発掘調査の後、平成22年(2010)の立柱式、平成30年(2018)に再建落慶を迎え、創建当時の様式で復元されました。本尊は釈迦如来像、薬王・薬上菩薩像が脇侍として安置、須弥檀の四方は四天王、多聞天・持国天・増長天・広目天が固めています。また中金堂内陣には興福寺の教義である法相の祖師を描いた「法相柱」という柱の存在が資料に記されていました。法相柱柱絵の制作を日本画家の畠中光享画伯に依頼、平成の法相柱を再現しました。


   
三重搭 南円堂


早めに、県庁に行き屋上から奈良市内を見学、春日山原始林や生駒山は雪景色が見られた。その後、食堂を利用し昼食をとり午後の散策に移った。

奈良県庁と電気自動車充電設備 冠雪の生駒山 若草山と雪の春日大社原生林


大仏殿の東側の鐘楼及び梵鐘[国宝]
 造営年天平勝宝4年(752)、大きさ総高3.86m、口径2.71m、重量26.3t 日本三名鍾(園城寺、神護寺、平等院、東大寺)三名鍾とは鐘楼自体の威容感や梵鍾の音色などを評したものであり、実際には3つ以上存在するそうです。 東大寺の鐘楼は過去幾度も天災で倒壊し、その都度再建された歴史をもっています。もっとも古い記録では永延元年(987)南大門などと共に大風によって倒壊、その後も地震や梵鐘の鐘の頭頂部分にある飾り(龍頭)が切れ、鐘が転がり落ちたりしていますが、修理しもとの状態にもどされています。

二月堂・山焼きをされた若草山のすそ野を散策し、帰路につく。県庁まで帰ると奈良県立美術館で「肉筆浮世絵」が開催されている。65歳以上は無料ということで急遽おられる人たちで鑑賞を実施する。学芸員の案内もあり、興味深く1時間かけて鑑賞しました。(なお、上記文章は興福寺および東大寺のホームページ、パンフレットから一部引用しております。)

 
大釣鐘を見学 二月堂
法華堂経庫 肉筆浮世絵展