UP 2019.2.11 Utm
神戸臨港線廃線跡を歩き、神戸どうぶつ王国へ


行程
JR摩耶駅出発10時00分~灘駅前遊歩道入口10時15分~みなとのもり公園(旧神戸港駅)11時30分(集合写真)~神戸港第四突堤ポートターミナル12時00分ポートライナー乗車~京コンピューター(神戸どうぶつ王国)駅12時15分到着(徒歩約6km)、神戸どうぶつ王国入園後(集合写真)昼食、各自自由見学解散

1.神戸臨港線廃線跡を歩く
明治40年開通の神戸臨港線の出発駅であった摩耶駅の変遷の歴史
・1874年(明治7)年  5月11日、日本で2番目の鉄道として、 大阪駅~神戸駅間が開業
・1904年(明治37年) 灘信号聯絡所として開設。その後灘信号所に改称。
・1907年(明治40年) 灘聯絡所に改称。神戸港貨物線開業。
・1910年(明治43年) 灘駅に改称。貨物取り扱い開始。
・1917年(大正6年)  東灘駅に改称。旅客駅としての灘駅の開業に伴う措置。
・1972年(昭和47年) 東灘操車場に改称。貨物取り扱いを廃止。
・1981年(昭和56年) 東灘信号場に改称。操車場機能廃止。
・2003年(平成15年) 東灘信号場 - 神戸港駅間 (3.4km) が廃止。(貨)神戸港駅廃止。
・2016年(平成28年)3月26日 - 旅客駅として摩耶駅が開業
駅の複々線の線路の外側に2本線路がある。これは摩耶駅が建設された場所にもともと存在した東灘信号場の待避線の痕跡で、現在も事故があった場合などに機能している。駅の北側は操車場当時の広い敷地が残っている。1981年までは東海道本線の貨物線(神戸臨港線)を分岐する物流の要衝だった。

10時に摩耶駅北側から出発し、東海道線の下を通る歩道トンネルをくぐって南側にでた。トンネルは古い煉瓦造のアーチで明治時代からの歴史を感じた。臨港線の痕跡は見当たらないが、駅南西に「灘のタカバシ」の説明板と鉄道レールが設置されていた。

15分ほどでJR灘駅南広場に到着し、臨港線跡の遊歩道入口に到着した。2009年(平成21年)10月に神戸臨港線(東海道本線貨物支線)の跡地を遊歩道として整備され、桜並木が市民憩いの場になっている。

遊歩道には神戸市立科学技術高等学校の鉄道研究会が作製したミニSL用の線路が設置されている。同校の鉄道研究会により年数回運転を行うイベントが開催されているそうだ。

阪神架道橋を渡ると鉄道のレールが神戸臨港線の雰囲気を彷彿させる風景となっている。神戸の街のど真ん中にこんな風景が残されていることに感激した。

海沿いの遊歩道に出て、艀が停泊する姿が見られた。かつて港の物流として活躍した鉄道と艀が感傷を誘った。今はコンテナトラックが疾走する港の道路の歩道を歩き、臨港線のターミナル駅として活躍した元神戸港駅に到着した。今はみなとのもり公園として市民の憩いの場となり、災害時の避難拠点となっている。

11時半、みなとのもり公園から徒歩15分のポートターミナル駅からポートライナーに乗車して、京コンピューター(神戸どうぶつ王国)駅に予定時刻に到着した。


 
臨港線の説明を受ける 臨港線を歩く
臨港線線路跡 ミニ線路


2.神戸どうぶつ王国
2014年7月19日に神戸花鳥園から「神戸どうぶつ王国」に名称変更の上開園した。花と鳥とのふれあいを基本とした全天候型テーマパークで、多数の展示植物が配置された温室などで数多くの鳥が放し飼いになっており、直接触れあったり餌を与えたりすることができる。

各自昼食後、お目当ての生き物、植物やバードショーを楽しんだ。園内は子供連れの観客が多く、また外国人観光客で賑わっている。外の寒さを忘れ、しばし南国の気候のなか、動物とのふれあいを楽しんだ。

寒い一日であったが、元気シニア23名が無事によく歩きました。お疲れさまでした。



 
ワオキツネザル モモイロペリカン
   
バードショー1 バードショー2