UP 2019.7.21 Utm
山岡金属工業と大阪市立科学館・プラネタリウム

 
実施日:2019年7月12日
天 候:晴れ
参加者:24名
集合場所:京阪守口市駅 9時30分

 守口市駅から京阪バスに乗車、寺方東で下車、守口市の近畿自動車道の近くで、町工場が集まる一角に工場がありました。
 山岡金属工業(株)は業務用厨房機器をはじめ、業務用調理テーブル・喫茶関連機器・家庭用調理機器・屋外用熱電機器・環境関連機器・金属製品受託製造等の企画・開発・販売を行っています。

山岡金属工業の起こり タコ焼き器


 ミュージアム「夢工房」を設立し、企業の歴史・企業文化・企業姿勢を歴代の製品を通じて体感し、夢を語り新たなる飛躍を目指したいと、社長さんが描かれた昭和時代の絵画と昭和期の道具・機器を集めて、また自社の製品の変遷を展示されています。
 工場見学は、2班にわかれて、上田さん、山下さんに案内をしていただきました。発売当初のタコ焼き器にはタコ焼きの作り方やたこ焼きパーティー券を付けてたこ焼きの魅力を加味し、販売に力を入れた歴史を説明されていました。

展示室の見学


 パラソルヒータ、焼肉等調理器具、タコ焼き器などが展示され、時代の変遷が伺えました。業務用の焼肉調理機からの排煙設備にも力を入れ、上部排煙・下部排煙等の設備展示で利点の長短を説明されていました。エアカーテンの特性をロウソクで見える化した装置では、実際にロウソクの火が消える実験を見ました。

   街頭暖房機器の説明 錫使用説明材料

 テレビで「ルソンの壺」などで紹介をされたそうです。階段の壁には学校や海外の人も多く見学に来られた実績が展示されていました。
 製造現場では従業員40人とのことで少ない人員で製造をしていました。各種プレス機では安全装置等を各所設置し安全対策をとっておられました。
 ものづくりミュージアムを開設し各方面から注目され、数多くの表彰を受けられていました。

プレス工場 タコ焼き器ロボット
会社のPRビデオ 山岡金属工業株式会社前



 守口市駅周辺での昼食の後は、中之島にある大阪市立科学館へ移動し、午後2時よりのプラネタリウムを観賞する。科学館は今年3月に改装してから入館者数が以前の1.7倍に増えたそうである。
 リニューアルの目玉は、プラネタリウムの投影機が更新され、今までより星が50%以上明るく見えるようになったということで、以前より星々が明るく多く見えるようになっていた。そのせいか、星が多すぎて、自分で夜空を見る時の目印にしていた星がわかりにくくなったようでもあった。
 今回は「木星と土星の世界」ということで、惑星本体と大気との間に明確な境界が存在しない木星は水素とヘリウムガスでできていて、表面は雲で覆われている。この木星表面にある大赤斑は望遠鏡があれば確認できるとのことであった。また土星は太陽系の中で唯一、恒常的な輪を持っていて、この輪は氷の粒でできているなどの説明を学芸員から受けた。
 木星の北極と南極、土星の北極と南極をめぐり、土星の輪の中をくぐるとどうなるかを体感した。そして、時間を速く進めて、「今日の夜空」を前もって眺め、その後に再び「今日の午後」に帰ってくるという時間の経過も体験した。

大阪市立科学館前