UP 2019.9.24 Utm
「大都会茶屋町の中国・能勢街道を歩く」及び

「北梅田地下駅建設工事の見学」


  
1.大都会茶屋町の中国・能勢街道を歩く
 集合:10時 大阪府警コミュニティプラザ(曽根崎警察署地下(梅田地下街・ホワイティうめだ))  

 今やキタの歓楽街として発展著しい茶屋町。そこは江戸時代には中国街道・能勢街道の要所として、数多くの旅人が行き来して、鶴乃茶屋や萩乃茶屋といった名物茶屋が並んで賑わったという茶屋街界隈であった。歴史の街大阪の名に恥じず、旧街道の名残がちらほら見えて、幾多の歴史が埋もれている中国街道を歩く。各地記念碑及び旧街道の標識を確認し、沖本科員の説明を聞きながら又由緒ある神社仏閣を尋ねての街地歩き。阪急近隣でありながら、意外と知らなかった場所が多く点在。約2時間の街中という環境での昔と現在の比較をしながらの再発見であった。 

主な史跡等
  ごて地蔵
  綱敷天神社、綱敷天神社御旅社
  万歳町
  歯神社
  茶屋街
  凌雲閣跡碑
  与謝蕪村句碑
  萩之橋跡碑
  梅田貨物線ガード

12時前に茶屋町付近で一旦解散、周辺で各自昼食。

 
ごて地蔵の説明を聞く 網敷天神社の説明を聞く
凌雲閣跡碑 網敷天神社御旅社
与謝蕪村句碑の前にて 萩之橋跡碑前にて
歯神社前にて


2.北梅田地下駅建設工事見学
 集合:13時 JR大阪駅 連絡橋改札口を出た北側に再集合 清水建設の皿海氏案内により、北梅田地下駅新設工事事務所へ移動 。今回の見学は、第一回見学2017年10月13日(金)に続いて2回目。

 梅田北地区では東海道線支線地下化・新駅設置工事が行われており、将来はおおさか東線が新大阪駅から延伸の予定である。清水建設様の特別の取り計らいにより、大鉄工業・清水建設JVの担当する駅部工事現場を再度見学。
 環境保全に配慮した最新の工法と工事の進捗について見学。
 現場事務所会議室で工事責任者(清水建設)によりJR東海道線支線地下化工事概要及び全体の今回プロジェクトの意義及び施工方法等の説明を受ける。
 又、工事個所全体の歴史の一端と周辺環境の説明もあった。パワーポイント及び映像を使っての説明で非常にわかりやすく、約1時間の説明であった。

14:10~15:10 地下工事現場見学 (ヘルメット借着用)
  場外のお立ち台地(埋め戻し用の残土置き場を利用)にて工事全体の把握説明。
  仮設階段を使っていよいよ地下空間へ全員移動。仮設用の梁、柱が連立する中、約15㍍下の  最下部へ。すでにベースコ
  ンクリートは完成しており、電車のレール位置(4線)は完成しており又プラットホームのベースになる部分は完成。
  現状は側壁及び天井スラブ部分に型枠組み・鉄筋組が勧められており工事が進捗していることが想像できる。説明ではベース
  コンクリートは2000立米で、一晩で打設したとのこと。生コン車(のべ約450台)の現場への配送は環境対策として渋
  滞を起こさぬよう周辺道路への配慮をかなり慎重に行ったとのこと。
  地下のベース上で細かな説明を聞きながら地上へ。
  再度現場事務所の会議室で質疑応答の時間を取ってもらった。
  環境対策として特に気を付けたことは、
    ・周辺への交通対策・工事車両の出入り・渋滞とか事故対策を念入りに
    ・掘削土砂は、表面5㍍ほどは上質な土なので埋め戻し用に現場に確保・それより下の土は軟弱土で産業廃棄物として排
     出、尼崎沖のフェニックスへ持ち出し。
    ・地下水が多いためリリーフウエル工法にて水位を下げ、ポンプアップするが、周辺地盤の沈下を防ぐため構外へリリー
     ス。  
 無事故無災害を50万時間目指して現在35万時間無災害無事故を達成中。

   
工事の概要説明を受ける 工事全体概要図
工事現場からグランフロント方面を望む 工事現場へ降りる
新駅の設置場所 工事現場見学を終えて