観察会記録(2019年 6月度)
森林文化のホームページへ

京都府:恭仁京跡・海住山寺見学と三上山ハイキング

観察日: 2019(令和元年)年6月21日(金) 時間: 約6時間 

天 候: 晴れ
後雨

コース : JR棚倉駅→湧出宮→竹林の登山道→かいがけの道→三上山山頂→冒険の道→海住山寺→
     恭仁京跡→JR加茂駅

コース・タイム :
     9:35JR棚倉駅→9:40湧出宮→9:53十輪寺→10:30竹林分岐(休憩)→10:55かいがけの道
     (登山・休憩)→12:00三上山山頂(昼食)12:35同発→冒険の道下山→13:16寺への登り口
     →13:50海住山寺→15:10恭仁京跡→15:40JR加茂駅 解散


参加者 : 12名
「観察会概要」
本日の参加者は12名と少なくなったがJR 棚倉駅に集合。駅前にある湧出宮で安全祈願と恒例の準備体操をした後にまず三上山山頂へ向けスタートした。

この湧出宮は森林文化科では山背古道ウォーキングで立ち寄ったことがあり2回目の参拝となる。天平時代に祭神を伊勢の国から遷座したとのことです。
湧出宮から車道にでて、少し歩くと十輪寺前を通過、右に養魚池を見て立派な墓がある墓地を過ぎると両サイド竹林の登山道に入った。

一旦車道にでて、暫く歩くと右手に上がる道が見えるので、この道を歩く。途中竹林管理道の分岐にて水分補給の為、小休止。
涌出宮からここまでは、三上山への道標がなく、特にこの辺りは竹林ばかりで、この道の入り口や竹林管理道の分岐があり分かり難い。途中カタバミ、ホタルブクロの花が観察できた。

綺麗に管理された竹林、放置され竹藪状態のところと対比しながら歩いた。




<花の写真はインターネットより引用>
スタートから約1H、ゆっくりとした登りの竹林道を歩くと又車道にでた。
この車道を更に歩くと、右手に漸く、三上山とかいがけの道との標識がある山頂への登り口にでた。

小休止した後、暫く緩やかな尾根道をゆっくりと登った。
かいがけの道は山頂に近づくにつれ、 急な登りとなり、意外にしんどい。ここでも一旦車道にでて、これを横断し、最後の登りを行くと、山頂の立派な展望台が見え12 時に山頂 (標高 473m )に到着した。

展望台からは展望が良いが、本日は霞がひどく遠景がはっきりしなかったのが残念。
展望台下のベンチにて昼食を摂った。集合写真撮影後、南側斜面を下る冒険の道を下山。急坂が続くので慎重に下り、冒険の道が終わると車道となった。
川沿いの車道を少し下っていくと左側に海住山寺への標識があった。この川を渡渉し、今度は登りとなる。山越えすることになり、13:50 に海住山に到着した。

各自 100 円の入場料を支払って境内に入る。当寺の五重塔は鎌倉時代の建立で室生寺に次いで小さく、国宝です。
本堂は改装中で拝観できなかった。
寺を見学後、 恭仁京跡へ向かって出発した。少し下ると急に激しい雨がふりだし 、参道脇の樹下で雨宿りし 、小降 りとなったのを見て再び歩きだしたが、雷も鳴りだし 、風も強く吹き、雨がよこなぐりとなってきた。 たまらず恭仁京跡手前にある学習館に飛び込んだ。傘は役に立たず全身ずぶ濡れとなってしまった。20分ほど雨宿り、雲が通り過ぎるのを確認、 15:10 恭仁京跡に到着した。
恭仁京は天平12年、聖武天皇により平城京より遷都 、わずか4年のみの都となったところです。現在はその石碑があるのみです。

恭仁京跡を出発、南山城町の街路を30分歩き、 15:40にJR加茂駅に到着。本日の観察会を終了した。

予報より雨の降りだしが早く、激しかった為、ずぶ濡れとなったのは申し訳なかったが、自然と歴史・文化を楽しめたものと考えます。 ご苦労様でした。


         本日の足跡図(約12Km)→

このページのトップへ