観察会記録(2019年 10月度)
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明石海峡大橋と明石市立文化博物館

観察日 : 2019(令和元年)年10月18日(金) 時間: 9時~15時30分

天 候 : 曇り後 雨


コース : JR舞子駅(集合)→橋の科学館→明石海峡大橋見学→JR舞子駅→JR明石駅(昼食)
     →明石公園→明石市立文化博物館→JR明石駅(解散)

参加者 : 15名
<観察会概要>

 舞子駅から歩いて数分のアンカレイジ横にある「橋の科学館」に向かう。ブリッジワールド参加者が集まる2階の部屋へ、見学時の諸注意事項を聞き、ガイド用イヤホンマイクやストラップを装着、ヘルメット姿で出発準備完了。橋へ向かう前に、1 階展示室で橋の成り立ちについて、説明を受ける。
橋の科学館 ケーブル 1階展示室
明石海峡大橋は3径間2 ヒンジ補剛トラス吊橋で、神戸市垂水区舞子と淡路島の淡路市松帆の間に位置する全長3,911m。吊橋の規模を示す中央支間長(塔と塔の距離)は、世界一の1,991m、さらに主塔の高さは海面上約300m。起工式は昭和61年(1986年)4 月26 日、現地着手日は昭和63年(1988年)5月1 日、供用日平成10年(1998年)4 月5 日との事。ガイドの他に数人の補助スタッフ同行でツアーに出発。
JB本四高速資料より
明石海峡を見下ろしながら幅広管理路歩いてエレベーター の在る主塔まで、海面より約 289 mの塔頂へ到着。
 帰路は歩行者専用通路を歩く 、舞子公園の孫文記念館などが見える。




 大橋を後に次の目的地へと、明石駅改札口で森林文化科OB、I さんの出迎いを受ける、駅周辺でめいめい昼食。I さんの案内で明石公園を通って博物館へと向かう。資料によると、この公園は各種の運動施設が整い、赤松山台地の明石城跡を中心に造られた都市公園。
竹あかりと武蔵の庭園 巽櫓
 城は徳川家康の曾孫で小笠原忠真が将軍家と姫路藩、本多家の強い支援をうけて築いた。1619年(元和 5年)に初代明石藩主小笠原忠政(後の忠真 )によって築かれ 、また忠政の命を受けた宮本武蔵が明石城内に樹木屋敷 (城主の遊興所)を設けた。明石公園の拡張工事( 1922年)の際、庭園の平面構成が類似している等から、この場所に「武蔵の庭園」として再建 、2004年に現在の「明石城武蔵の庭園」が完成 。1957年(昭和32年)に巽櫓・坤櫓が国の重要文化財に指定、2004年には城跡が国の史跡に指定された 。





 本丸跡から薬研堀の横を通って東入り口に出た所が明石市立文化博物館。 ロビーに展示してある西二見の屋台(明石市二見町にある御厨神社の秋祭りで担がれていた)の他は館内撮影禁止との事。
明石市立文化博物館 西二見の屋台
 館内は明石の歴史と文化を「人々の暮らしと自然環境」と題して展示され、雌雄2頭アカシゾウの骨格標本、縄文や弥生時代土器、明石で焼かれた焼き物 、明石城と下町資料等をボランティアガイドさんの説明で見学。


 海峡を挟んだ近代的な橋梁技術、歴史の明石、変化に富んだ一時を過ごすことが出来た、 案内等協力を頂いた方々に感謝いたします。


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