観察会記録(2020年2月度)
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大阪府:万博記念公園の散策

観察会 : 2020(令和2年)年2月14日(金)   時間 : 4.5時間

天 候 : 曇り少し雨

コース : 万博記念公園駅→万博記念公園梅林→ソラード(森の空中散策路)→花の丘→国立民俗学博物館
      →(昼食)→日本庭園 解散

コース・タイム :
     10:00万博記念公園駅→10:20万博記念公園入口→10:23梅林→10:45ソラード(森の空中散策路)→
     10:55遠見の丘→11:20西大路→11:40国立民俗学博物館(館内見学)12:20同出発→11:30日本庭園入園
     →(昼食)→13:10日本庭園内ガイド散策→14:30日本庭園入口にて解散

参加者 : 14名
「観察会概要」

 万博記念公園駅にて14 名が集合後、公園中央口から公園に入った。太陽の塔の左側を行くと直ぐに梅林に到着。翌日から梅まつりののぼりがあった。まだ満開とはいかないものの紅梅・白梅・枝垂れ梅等日本庭園も含め150品種・680本が植えられているとの説明板があった。枝に多く飛び交うメジロも含め、充分に楽しむことできた。
梅林から中津道を森の足湯、もみの池や万博ネイチャーが行われる芝生広場等を見ながら歩き、ソラード(森の空中散策路)に到着した。途中ミツマタ・ヒイラギナンテン等の花が観察できた。
ソラードは造成から40年以上を経て豊かに成長した森の表情を、平面からだけではなく、立体的に森の大きさ、生態などを観察できる。標高82メートルの展望タワーからの眺めも楽しめる。木道の散策路からは樹木標札も設置され解りやすく、普段はあまり観察できない高木を上部から見ることが出来、興味深かった。
ソラードの展望タワーからの景色を眺めた後、花の丘から西大路通りを経て森の舞台、春の泉、桜の流れの道を歩き、国立民族学博物館に向かった。春の丘は花の苗が植えられており、ポツポツと開花した状況でまだまだ寂しい
サザンカ・ツバキ・十月桜の花等を観察しながら暫く歩くと国立民族学博物館に到着。

館内を30分ほど見学した。同館は文化人類学、民族学の研究活動と、その成果を展示公開する博物館活動を一体的に行う施設で1977年に開館された。
館内展示は A(アメリカ・ヨーロッパ・オセアニア・アフリカ・西アジア)、B(南アジア・東南アジア・音楽・言語 )、C(中央 ・北アジア・中国・東アジア・日本)の3ブロックに分け、諸民族の生活を知る生活用具など沢山展示されている。30分ではあまりにも短く、ゆっくりと見学出来なかったのが残念。見学後日本庭園にて昼食を摂った 。
昼食後、ボランティアガイドの3名と合流。まずKさんより日本庭園の概要をジオラマにより説明して頂いた 。政府出展施設として、日本の造園技術の粋を集めて作られた庭園で、上代、中世、近世、現代へと4つの庭園様式を取り入れたとの事。
その後2班に分かれ園内をガイドさんの説明を聞きながら散策した。
ガイドさんは後ろ向きに我々と向き合い、説明しながら歩いて頂いた。
雨が少し降りだした 。「しおどし」の音が聞こえ、少し行くと 綺麗に整備された竹林の小径になった。
千里丘陵は大規模な竹林が広がっていた為、園内の樹木、石などは全国から集められ造園 したとのこと。 「深山の泉」・「木漏れ日の滝」を見学。この辺りを流れる小川ではホタルを復活し、鑑賞会を開催したとのこと。 「松の州浜 」・「千里庵の枯山水」を見学、途中もう一班の方とすれ違った。休憩所の反対側から心字池沿いに歩き、現代地区を省略し、休憩所に戻り全員の集合写真を撮影後、本日の観察会を終了した 。雨は少 しだったが、花の少ない時期であること、 時間が少なくゆっくりと見学できず残念。今度は余裕をもって来たいと思った 。
日本庭園休憩所前にて記念撮影
ミツマタ ヒイラギナンテン カシワの枯葉
タラヨウの実 花の丘に植えられたポピー サザンカ(絞り笑顔)
十月桜 ギンドロの幹 マンサク

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