観察会記録(2020年12月度)
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兵庫県:六甲全山縦走第一回

観察会 : 2020(令和2年)年12月25日(金)   時間 : 7.5時間

天 候 : 晴

コース : 塩屋→旗振山→鉄拐山→高倉山→栂尾山→横尾山→東山→妙法寺

コース・タイム
     : 9:40JR 塩屋駅→9:55 天王神社→10:40 旗振山→11:10 鉄拐山→11:30 高倉山→(昼食)→
      12:50 栂尾山→13:17 横尾山 →13:50 馬の背→14:35 東山→15:35 妙法寺→
      16:00 神戸地下鉄妙法寺駅 解散

参加者 : 12名
「観察会概要」

. 本年最後の観察会はお馴染みの六甲山全山縦走チャレンジの第一回を実施した。公称56kmを5回に分けて完歩する予定です。JR塩屋駅に12名集合後直ちにスタートした。駅前の狭い商店街を通り、塩屋谷川との突き当りを右折、川沿いを暫く歩き、2つ目の「右毘沙門」と書かれた石碑が建つ角を右折した。
↑天王山の坂を思わせる急坂を登り少し行くと天王神社に到着した。ここが縦走路西の起点です。小休止、厚着した服装を調節後、本日第一の山、旗振山に向かった。

 暫くすると山道となり、35分ほどで塩屋分岐を経由、須磨浦山上遊園の各施設が見えてきた。
↑遊園内の階段を登りると旗振山山頂(標高253m)に到着した。江戸時代に大坂堂島米会所の相場を知らせるための旗振り通信の中継地だったことからが名称の由来との事。山頂からは神戸、明石海峡大橋、淡路島は勿論、遠くにあべのハルカスも望める素晴らしい景色を楽しむ事ができた。2つ目のピークは鉄拐山です。旗振山から20 分ほどで山頂(234m)に到着。義経の「鵯越の坂落とし」の断崖絶壁の坂はこの山と云われています。山頂から見た光る海が印象的でした。

→ここから石段を一気に下るウバメガシが多く見える道を歩き、11時30分に高倉山に着いた。ここまで風が少しあったが、ここはあまり感じることがなく日差しもあり暖かいので、少し早い昼食を摂ることにした。 昼食後集合写真を撮影、今日は営業していない「おらが茶屋」でトイレタイム 。
高倉山からの急な鉄の梯子を下ると高倉台の住宅街となる 。その街中を幾つかの歩道橋を通り過ぎ 、突き当りを左折し暫く歩くと 、本日一つ目の難関、約300段をまっすぐに登る階段にでた。息を切らし、この階段をクリアしたがその先も岩の多い道を50分ほど登ると4つ目の栂尾山 (274m)に到着した。山頂には展望台があり、景色を楽しんだ。
栂尾山からアップダウンのある道を30分ほど、本日5つ目で最高峰の横尾山(312 m)の山頂に到着した。この山を登山家加藤文太郎は「神戸槍」と呼んだらしい 。山頂 からは街並みの向こうに、本日歩いてきた旗振山、鉄拐山、高倉山などが見え、よく歩いてきたなと実感する。
横尾山から岩の多い道を下っていくと更に花崗岩のごつごつ した岩肌の登山道となり、鎖もある道を下ると愈々本日2番目の難関 「馬の背」と呼ばれるところにでた 。左右崖でアルプスらしい景勝です。
須磨アルプスを慎重に安全確保しながら通過 し、本日最後のピーク東山に向かった。横尾山の東にあるからこの名称となったとのことですが、昔は天狗山とも言われていたらしい。14時35分に山頂に到着。山頂の標識には可愛いサンタの飾りが付けられていた。東山からの下り道は綺麗に整備された緩やかな道です。
15時35分、東山から横尾の団地まで下り、更に六甲全山縦走路の標識に従って歩き、真言宗で創建738年の歴史ある妙法寺に到着 。無事に歩けた事に感謝の参拝をした後、集合写真を撮影 。地下鉄妙法寺駅に16時到着しここで解散した。本日は6つのピークを登り累計標高差約620 m、歩行距離約 9kmでした。風が少しあったものの天気が良く、コースは変化があり、景色も良く楽しめた一日でした。

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