天王山周辺森林整備作業

2024年4月5日

  • 活動時間:10時~14時30分
  • 天候:曇
  • 参加者:9名

本日の作業予定

  • 中央エリアの生育状態観察、主幹直径測定
  • 中央エリアの雑木処理/li>
  • 東エリア(放置竹林)のタケ間伐、枯れ竹整理

作業結果

中央エリア
  • ネットが2カ所で大きく破られていた。数カ所にシカの糞がかたまって落ちていた。 破られたネットの補修をした。
  • サクラの新たな主幹折損が数本あった。折損面を鋸で平滑にしトップジンを塗布した。 激しい皮剥ぎもあり、トップジンを塗布した。実生のカエデも枝折に遭った。
  • 種子から育ててきたサクラが1本だけだが花を着けた(オオシマザクラ⑥)。種子の 発芽から2年で花を着けたのは予想外の早さ。来年は何本咲くかと期待がふくらむ。
  • 今年の春夏における成長を知るために、サクラ全木の主幹直径を測定した。 地上1.2m での主幹直径を測ることを基本としたが、折損のため主幹が1.2m に届かな い個体については、主幹に代わる枝の直径および、折断部に近い枝が出ている 位置の直下の主幹直径を測定した。(データは別途)
  • 大山崎町から提供を受けたソメイヨシノの№1~№3が開花した。№4は色づいたつ ぼみは認められなかった。
  • 実生のクロマツが4年目を迎えた。
  • 昨年、遊歩道に植えた実生のコブシが枯れずに展葉した。
中央エリア
  • 枯れ竹の整理を行った。
  • イノシシはタケノコを賞味しているようだが、我々は収穫できなかった。

2024年4月19日

  • 活動時間:10時~14時30分
  • 天候:晴
  • 参加者:12名

本日の作業予定

  • 中央エリアの観察(植物、動物糞、柵ネット等)
  • 中央エリアの不要木、笹状タケ等の処理
  • 西エリア、東エリアの枯れ竹処理、間伐
  • タケノコ駆除

作業結果

中央エリア
  • 中央エリアは、サクラが柔らかい緑色の葉を展開して、清々しい。
  • 但し、下層は全体にクサイチゴが群生。下部はカタバミが群生。
    また、東隣の竹林との間の柵から6mぐらいのエリア間に筍がたくさん出ている。
  • 東側の竹林との間の柵のネットが空いていたので、応急補修。
  • 陽の当たらないところでも、コブシは育っています。
  • 昼食(12:00~12:30)を挟んで、昼からはタケノコ掘りを実施。
  • その後、午前の作業の続き、その他の作業を行う。
南入口の竹補修
 
中央エリア途中の
階段を応急補修
  • ソメイヨシノNO.4のカイガラムシ、NO.1~NO.3はこれほど酷くはない。

咲いていた花

ハハコグサ
作業地のキリ

2024年5月31日

  • 活動時間:10時~14時30分
  • 天候:曇り
  • 参加者:15名(内実習生1名)

本日の作業予定

  • 中央エリアの新タケ、雑草、笹状タケ等の処理に集中する。

作業の結果

  • 雑草が繁茂し、手刈、刈払機で作業。
  • 高く伸びている新タケは、ロープを使って切り倒す方向を誘導した。
  • タケを倒す際に折れてしまったサクラの枝があり、5本を挿し木してみた。
  • 雨が降り出した為、13:30作業終了。集中的な作業と刈払機の威力で本日の計画は十分達成することができた。
作業前
作業の様子
作業後
ナナミノキの花

2024年6月21日

  • 活動時間:10時~14時30分
  • 天候:曇りのち晴れ
  • 参加者:11名

本日の作業予定

  • 西エリアの整備(竹伐採、棚積み整頓)
  • 中央エリアの整備(タケ・夏草・雑木除去、カシ類の枝打ち)
  • サクラの観察とカイガラムシ駆除剤(木酢液)の散布

作業の結果

西エリアの今後について

西エリアも北エリア及び中央エリアと同様に竹を皆伐し広葉樹の育成を進めていく。 伐った竹がかなり乱雑に置かれて景観を損なっているので整頓し直して、急斜面の土留 めにすると共に広葉樹を育成するための地面を確保する。本日はその第一日目である。 遊歩道の路肩の崩落を招かないよう最上部の竹は残してモノレールより下を伐ることにした。

本日の施業前の西エリア遊歩道から
施業終了時の同じ場所
カイガラムシの駆除
 一昨年大山崎町からいただいたソメイヨシノ№ 1~ 
№ 4の内№ 4 はカイガラムシが付いて成長が阻害さ
れている。カイガラムシはその生態上駆除が難しいが
幼虫や成虫が活動するこの時期は駆除の適期である。





  成虫(いわゆる綿虫)がいた。

環境に配慮して化学合成殺虫剤ではなく    
竹酢液の100倍希釈液を樹体全体に
散布した。





サクラの挿し木

折れたサクラの枝計8本を前回(5/31)と6/5 に試しに挿し木してみた。多くは枯れ たが3本は緑色の葉が残っていた。これからは梅雨に入って活着することを期待したい

サクラの育苗
今年の実生苗23本を育苗圃に植えてきた。  
3本消滅したが本日時点で20本が成育中。
オオシマザクラ3本、カンヒザクラ4本
エドヒガンザクラ9本
ヤマザクラ1本、サトザクラ2本
ソメイ×オオシマ交雑サクラ1本
適期である。

その他
夏草刈り取ってすっきり
ヤブツバキも剪定ですっきり
見たことのないムシ カゲロウの仲間?
スズラン 元気
アガパンサス 元気

・北エリアの防鹿ネット撤去 今後西エリアに設置の予定


2024年7月5日

  • 活動時間:10時~13時
  • 天候:晴れ
  • 参加者:11名

本日の作業予定

京都府に熱中症警戒アラートが出されている為、本日の作業は午前中で終了することになった。

  • 中央エリアの整備(タケ、夏草、雑木処理)
  • 西エリアの整備(タケ間伐、棚積み整理)
  • 東側の倒壊柵の修復

作業の結果

  • 中央エリアの整備は昼まで実施した。
  • 東側の倒壊柵の修復は完了した。
  • 西側エリア整備は出来ず、代わりに北エリアの防塵ネットの解体を行ない、完了した。

作業の状況

鹿よけ柵の補修
イノシシの荒らした痕跡
破られた網の修復
東側の壊された柵
柵の修復完了
中央エリアの様子
中央エリア整備
中央エリア整備後
残念ながら枯れた挿し木桜
カイガラムシが付いても
元気なソメイヨシノNO.4
大きく育つ
ソメイヨシノNO、3
この時期唯一の花
アガパンサス

2024年9月27日

  • 活動時間:10時~14時30分
  • 天候:曇りのち晴れ
  • 参加者:15名

本日の作業予定

  1. 西エリアにおいて、万博ネイチャーフェスのための竹桿準備並びに竹林整理
  2. 遊歩道の倒木処理
  3. 中央エリアにおいて、状況調査と夏草・雑木の除去
  4. サクラの全木調査

作業の結果

  1. 10月26日の万博ネイチャーフェスでの子どもたちの竹切り体験と竹ぽっくり作り のために1.2mの竹桿15本を切り出して搬出した。 そのあと、枯れ竹の伐採と棚積みの整頓を行った。
  2. イノシシと思われるネット破り侵入痕が3カ所あり補修をした。 刈払機2台と手作業によって繁茂していた夏草とクサギなどを除去し、すっきりさせ ることができた。
  3. 育成中の実生のサクラについてシカによる食害、目立った病虫害、枯死等はなかった。 前回(4月5日)の測定以降、夏の間にどれだけ成長したかを調べるために、地上 1.2mにおける主幹直径をノギスで測定した。シカによる切断で主幹が1.2m に達していない個体については、切断位置の直下で測定した。(以下に要約) サクラ全木の名札を新しく付け替えた。
    調査日 調査木数 主幹が1.2m
    以上の本数
    地上1.2mの主幹直径
    平均 30~39mm 40mm以上
    2024/4/5 94本 49本 17.2mm 2本 0本
    2024/9/27 88本 57本 25.9mm 9本 13本
    木が見つからなかったりで若干の変動がある 平均値の成長率約150%
    今春、花を付けたのはオオシマザクラ⑥の1本だけで4月5日の調査ではその主幹直 径は31㎜であった。今回オオシマザクラ⑥は52.5㎜にまで太くなっていた。今 回の調査で30㎜越えは全部で22本あったので来春にはかなりの本数が花を付ける のではないかと期待される。 大山崎町から苗木で提供を受けた4本のソメイヨシノについては以下の通り。
    ソメイヨシノ
    個体符号
    地上1.2m主幹直径
    2024/4/5 2024/9/27
    №1 50㎜ 83.5㎜ 24年春開花
    №2 45㎜ 64.0㎜ 24年春開花
    №3 42㎜ 50.5㎜ 24年春開花
    №4 27㎜ 37.0㎜ カイガラムシ付着。24年春開花せず
    今後、補充調査を行う予定である。

作業の状況

タケの伐採
万博ネイチャーフェス用の1.2m竹桿
一面に生えるクサギ
刈払機作業
刈り取ってすっきりした
サクラの木陰で過ごす昼のひととき
カマキリのチョン